Microsoft Teams

Microsoft Teamsの活用。働き方を多様化させ「遠隔地にいる優秀な方在宅勤務が必要な方」が活躍出来る環境で業績向上を目指す

採用においてなかなかよい人材が採れないとお悩みのご担当者様は、多いのではないでしょうか。これまで、オフィスの近くに住んでおり、かつ優秀で活躍が見込める方が理想でしたが、働き方は変わりつつあり、そのような考えを見直す事が必要となってきました。

これまで「優秀なのだけれども、自宅が遠い」「優秀な人材に長い通勤時間を強いてしまうのは、効率的ではない」と残念に思った経験はないでしょうか。このようなケースで採用を見送る事になったり、自社に引き留める事が出来ず退職されてしまった経験があるかも知れません。

Microsoft Teamsを活用すればそのような悩みも解消できます。Microsoft Teamsは、さまざまな情報共有やコミュニケーションを行える機能を搭載していることが魅力です。これらの機能を活用することで、遠隔地にいる方の活躍を期待でき、業績向上に貢献してもらうことが可能です。

また、育児や介護で在宅勤務が必要な方に対応可能なこともメリットの1つです。本記事ではMicrosoft Teamsの魅力について、人材活用の観点から解説していきます。

先行き不透明な状況だからこそ、優秀な人材の確保するために

先行き不透明な状況では人件費の増大を抑制するあまり、採用を控えがちです。一方でこの状況は、今までよりも優秀な人材を採用できるチャンスでもあります。企業間の競争を有利に進めたいなら、この時期でも採用活動を継続し、優秀な人材を確保することが重要となってきます。その理由を2つの観点から取り上げ、考えていきましょう。

企業の採用意欲が落ちているため、よい人材を採用しやすい

新型コロナウイルスの影響により、企業の採用意欲は大幅にダウンしています。厚生労働省が毎月公表している有効求人倍率は、以下のように大きく低下しました。

  • 2019年12月:1.57倍
  • 2020年4月:1.32倍

また総務省統計局によると、2020年4月の就業者数は1年前と比べて80万人減少しています。このように、雇用維持に苦慮する企業も少なくありません。

一方でこういった状況は、これまでの働き方を見直し、優秀な人材が能力を活用出来る環境を提供出来るようになるチャンスでもあります。

テレワークの普及が進めば、オフィスから遠くても活躍出来る

新型コロナウイルスの蔓延は、テレワークの普及も促しました。テレワークは、どこにいても仕事ができることが特徴です。とりわけ全面的なテレワークを導入した場合は、採用する際に「オフィスに通勤できること」という条件を外すことができます。「優秀な方だけど遠方に住んでいるので、通勤が難しい」といった心配も必要ありません。もちろんオフィスに近い場所に住む方でも、テレワークでの勤務を基本とした場合は通勤にかかる負担を削減できる効果があります。

仮に従業員全員がテレワーク勤務を可能とすると、日本全国を採用範囲にすることが可能です。優秀な人材は大都市圏にいるとは限りません。地方に住む方でも優秀であれば採用できることは貴社の発展に貢献するだけでなく、採用された方のモチベーションも高めるメリットがあります。

Microsoft Teamsの活用で、居住地にかかわらず優秀な方のスキルを生かせる

Microsoft Teamsは優秀な人材の確保と活用に貢献できます。ここではMicrosoft Teamsの特徴的な機能を3つ取り上げ、解説していきます。

Microsoft Teamsで情報を共有でき、チームでの仕事もスムーズに行える

Microsoft Teamsでは、以下のサービスを活用できます。

  • 250を超えるアプリやサービスを、Microsoft Teamsに統合できる
  • ファイルを共有するだけでなく、Officeアプリを使って共同編集することも可能
  • 個人用だけでなく、チーム用のストレージも用意される
  • オンライン会議も可能

このため業務に必要な情報をすべて電子化すれば、従業員がどこにいても仕事に必要な情報にアクセスできます。このことは、チームでの仕事をスムーズに行うことにつながります。

Microsoft Teamsなら、コミュニケーションも活発に行える

Microsoft Teamsのメリットは、情報共有や共同作業にとどまりません。仕事をする上では欠かせない、以下のコミュニケーションも活発に行えます。

  • プライベートチャット(1対1でのチャット)
  • グループチャット
  • 音声による電話
  • ビデオ通話

たとえばプロジェクト別にグループをつくり、コミュニケーションを行うことも可能です。状況に応じて最適なコミュニケーション手段を手軽に選べることも、Microsoft Teamsの魅力です。

Dynamics 365のモデル駆動型アプリも統合できる

Microsoft Teamsには、CRMやSFAのクラウド型サービス「Dynamics 365」のモデル駆動型アプリも統合できます。モデル駆動型アプリの代表的なものには、以下のサービスがあげられます。

  • Dynamics 365 Sales
  • Dynamics 365 Customer Service
  • Dynamics 365 Field Service
  • Dynamics 365 Marketing
  • Dynamics 365 Project Service Automation

これらをMicrosoft Teamsに統合することで、Teamsの画面からDynamics 365を操作し、情報を更新できます。わざわざ別画面でDynamics 365の画面を開く必要がないため、テレワークでも業務をスムーズに進められます。一度Dynamics 365でMicrosoft Teams統合を有効にすれば、業務で必要な情報を手軽に追加できる簡便さもメリットの1つです。

Microsoft Teamsの活用により、期待できる効果

Microsoft Teamsを活用することで、さまざまな効果が期待できます。ここでは3つの効果を取り上げ、解説していきます。

住む場所に関わらず、働き続けることが可能

Microsoft Teams の活用により、従業員の住む場所に関わらず能力を活かし、貴社の発展に貢献してもらうことが可能となります。オフィスから遠方でも通勤費や通勤時間等を気にせず、互いに納得した雇用関係になれる事は、主なメリットの1つです。もちろん通勤できない程の遠方に住む方にも、雇用機会があります。

これにより、何らかの事情で従業員がUターンしなければならないケースでも、問題なく働き続けてもらえます。それだけでなく「田舎暮らしをしたい」といった要望にも、応えることができるでしょう。

育児や介護のために離職するリスクも下げられる

人材の活用においては、育児や介護離職をどう防ぐかも課題にあげられます。たとえば大和総研の調査によると、介護離職者数は2013年以降、年間9万人前後となっています。優秀な人材なのに、育児や介護が必要となったため退職しなければならないことは、企業にとって損失となります。

この点Microsoft Teamsならば、在宅勤務も容易です。仕事の資料を電子化しておけば、自宅でも職場にいるときと変わらず働けます。通勤で自宅を離れずにすむため、育児や介護が必要な方の能力も活用でき、雇用の維持と貴社の発展を両立できる点は大きなメリットです。

組織変更もスピーディーに行える

Microsoft Teams を活用してテレワークを基本とした場合、組織変更をスピーディーに行えることも1つのポイントです。

オフィスに勤務する場合、状況によっては転勤が発生することもあります。その場合、以下の事情により迅速に新組織で動けない場合もあります。

・引き継ぎに時間を要するため、しばらくの間前任地で業務を継続する必要がある

・遠隔地への転勤となるため、移動や住居の確保が必要

これに対してテレワークを基本とする企業ならば、そもそも人の移動が発生しません。そのためグループの修正や新しいグループの設定で済み、すみやかに新しい組織で業務を行えます。しばらくの間は旧メンバーもグループに入れておくことで、スムーズに引き継ぎを行えることもメリットの1つです。

まとめ

Microsoft Teamsの導入により、従業員の住む場所にとらわれず業務を進めることが可能となります。これによりUターンやIターンに対応できるだけでなく、オフィスに通勤できないほど遠方に住む方とも雇用関係を結ぶ事ができ、貴社の業績向上に尽力してもらえます。加えて、育児や介護で在宅勤務が必要な方の活躍を期待する事が出来ます。

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