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Power Automateで親子フローを作成してみた(ChatGPTの利用で失敗)

投稿日:2025/1/29
投稿者:関

最近、お客様のPower Automateを作っていましたが、関数のような処理の共通化はできないのか考えていました。
よし! ChatGPT 4oに聞いてみよう。

ChatGPT 4oに聞いてみた

「Power Automateで関数のような処理の共通化する方法を教えてください。」

言われた通り苦戦しながら作ってみました。

1.まず、子フローを作成した。
(仕様:実施日と日数を受け、カレンダーマスタより稼働日のみ対象に日数を遡った日をN営業日前日付として、出力する)

最初は、「HTTP要求の受信時」を使って「要求本文のJSONスキーマ」を指定(入力項目の定義)
途中に、カレンダーマスタの稼働日を日数分だけ検索して日付を算出する
最後は、「応答」を使って「応答本文のJSONスキーマ」を指定(算出した日付を設定)
あまり理解できなかったが、とりあえず作成できた。

2.次に親フローを作成した。
(仕様:実施日と日数を入力し、子フローを呼び出して、計算結果のN営業日前日付を取得する)

子フローを呼び出すにはHTTPでPOSTする(URLとヘッダーと本文を指定)

一応、テストして動作確認したが、URLが固定だと環境が複数あるので環境設定が面倒と思いました。

ChatGPT 4oにもう一度聞いてみた

「Power Automateで関数のような処理の共通化する方法をHTTP以外で教えてください。」

ん、子フロー?

「子フローの詳細資料を教えてください。」

子フローの作成

https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-automate/create-child-flows

子フローを呼び出す

https://learn.microsoft.com/ja-jp/power-platform-release-plan/2019wave2/power-automate/call-child-flows

HTTPトリガーは古かったみたいです。😭

3.また子フローを作成
(赤枠が変更部分)

最初は、「手動でフローをトリガーします」に変更、入力項目の定義も簡単でした。
途中に、カレンダーマスタの稼働日を日数分だけ検索して日付を算出する。
最後は、「Power Apps または フローに応答する」で算出した日付を設定する。

4.また親フローを作成した。
(赤枠が変更部分)

子フローを呼び出すには「子フローの実行」

かなり簡単になりました。(理解しやすいです)
※前提条件として、親フローと子フローは同じのソリューションに格納する必要があります。

Learnより

人々は何十、何百ものステップを必要とするフローを構築していますが、これらのアクションをすべて1つの フローに入れようとすると、そのフローのナビゲートと維持が難しくなります。
子フローを使用することで、フローの管理が簡単になり、フローに数百のステップを持たせることを回避できます。
この方法は、クラウド フロー内の複数の場所でタスクを再利用する場合や、複数のフローにわたってタスクを再利用する場合に特に便利です。

まとめ

ChatGPTは便利ですが、古い情報も回答しますので必ず最新情報かどうか確認して使ってください。
筆者みたいに無駄な時間を費やすことになりますので、気を付けてください。

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