投稿日:2024/4/22
投稿者:柿崎
Dynamics365 SalesやSalesforceなどクラウドSFAツールをお使いの企業が増えてきており、今や営業活動になくてはならないツールとして浸透してきました。
今回は、さらに営業活動を効率化させるための生成AIツールであるCopilot for Salesについて、ご紹介いたします。
Copilot for Salesとは何か?
Copilot for Salesは、Microsoft365のすべてのアプリケーションにわたって、洞察、推奨、アクション、最新のCRMデータを提供し、営業担当者の営業活動を支援するように設計された生成AI系の営業アシスタントツールです。
Copilot for SalesはDynamics365 Salesとも連携してご使用いただけますが、SalesforceのSales Cloudとも連携して使うことも可能です。
Copilot for Salesが登場した背景
Copilot for Salesは営業活動をより効率的にすすめるために登場しました。
営業活動で利用しているMicrosoft Outlook、Microsoft Teams、Microsoft WordなどのMicrosoft365アプリケーションに生成AI機能をもたせることによってお客様とのエンゲージメントに多くの時間を裂くことを目的としたツールになります。
今までメール送付やTeamsを利用したWEB会議、CRMのデータ投入とそれぞれのシステムにログインして実施していた業務をシームレスにCRMと連携して営業活動を効率化してくれます。
Copilot for Salesは、顧客獲得の拡大、アップセル/クロスセルの増加、顧客維持率の向上、業務効率の改善など、収益拡大を推進できます。
Copilot for Salesの機能
Copilot for Salesには標準機能とプレミアム機能に分かれます。
Copilot for Sales標準機能について
Microsoft Outlook + Microsoft Teamsでの基本的な機能を提供しています。
Microsoft Outlook機能
- 営業メールの要約
- メール下書きの生成
- 会議の要約メール作成
- CRM関連データの表示
- CRMにメール、予定を保存
Microsoft Teams機能
- ミーティングサマリーの作成
- フォローアップタスクの提案
- 話者の感情分析
- CRM関連データの表示
- 営業案件の要約
- Plannerへのタスク自動生成
Copilot for Salesプレミアム機能について
Copilot for Sales 標準機能に加えて、Microsoft Outlook + Microsoft Teams+Microsoft Word+Microsoft365 Copilot Chatで拡張機能を提供しています。(予定含むため変更の可能性あり)
Microsoft Outlook機能
- BANT分析
- 購買意欲検出
- CRMデータのアップデート
- CRMデータアップデートの提案
Microsoft Teams機能
- CRM案件概要の表示
- 営業担当者のKPI表示
- ブランド/競合他社検出
- Plannerのおすすめタスク
Microsoft Word機能
- CRMミーティングの準備
Microsoft 365 Copilot Chat機能
- 営業・ミーティングのインサイト
- 営業コンバージョン率
- 営業パイプライン
- 営業サイクル
- 勝率
利用するには?
Copilot for Salesを利用するには、Microsoft 365 E3 または E5、 Business Standard、Business Premium、あるいは Office 365 E3 または E5 のライセンスが必要です。
また、1ユーザ月あたり6,250円(2024年3月26日現在)のライセンスが必要です。Dynamics 365 Sales Professional および Dynamics 365 Sales Enterprise ライセンスには、Copilot for Sales は含まれていません。
Dynamics 365 Sales Premium のお客様は、Copilot for Microsoft 365 ライセンスを使用して、Copilot for Sales を利用できます。ただしCopilot の一部の機能は、Copilot for Sales とは別に、Dynamics 365 Sales Enterprise および Premium ライセンスに含まれています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
顧客とのエンゲージメントを高めて営業活動を効率化し、生産的な活動に集中するためにCopilot for Salesを活用してみてはいかがでしょうか?
導入の際はまずは1部門でPOCなど小さく検証して、他部門に展開するなど徐々に浸透させていく方法がおすすめです。
ROIT社でもCopilot for SalesのPOCを対応できますので、お気軽にお問合せください。
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