みなさん、シリコンバレーと聞くと何を思い浮かべますか?もしかして、AIなどの最先端のテクノロジー?ド派手なオフィス?それとも、海外ドラマ『シリコンバレー』のようなテンション高めな開発チーム?実は、シリコンバレーにある企業は、単なるイケてる技術集団だけじゃないんです。シリコンバレーには学ぶべき点がいっぱいあるということで、この「シリコンバレーに学ぼうシリーズ」でシリコンバレー企業の良いところを吸収して、楽しく仕事ができる情報を発信していきます。
まず、このシリーズの最初のテーマとして選んだのは、働き方の研究と改革!Googleの「re:Work」です。
1. Google re:Workとは?
「Google re:Work」これを聞くと「リワーク?なんかまた働かされそうな予感がする…」と身構えるかもしれませんが、違います。Google re:Workは、Googleがリリースした“働き方を再定義するためのナレッジ共有プラットフォーム”なんです。「いい仕事をするには、どうしたらいいのか?」という問いに全力で向き合った結果生まれたのがこのプロジェクト。面白いことに、Googleが自分たちの実験結果や研究知見を惜しげもなく公開しています。
Google re:Workには「社員をハッピーにするには何をすればいいか?」から「最高のチームとは?」まで、ありとあらゆるトピックが満載。企業が「とりあえず飲み会で士気を上げよう」などと安易な発想に流れないようにするための、現代の“働き方マニュアル”とも言えます。
2.Google re:Workのテーマについて
では、Google re:Workにはどんなテーマがあるのか、興味津々ですよね?代表的なテーマは以下の通りです:
- 心理的安全性:社員が「これ言ったら怒られないかな?」とビクビクしなくて済む環境を作ること。Googleの研究では、心理的安全性が高いチームのほうが圧倒的にパフォーマンスが良いことが判明!ここで学べるのは、「怒らない上司は、ただの優しさだけでなく、効率的な経営資源」ということです。
- 透明性の確保:全員が必要な情報にアクセスできる状態を保つこと。えっ?情報ってシェアしちゃうの?と思いきや、Googleはむしろシェアしすぎるくらい情報を共有。これが結果的に、社員全員の問題解決能力を高めるんです。
- 目標設定(OKR):野心的でありつつも達成可能な目標を設定することで、チームの動機づけを高める。このテーマでは、まさに“チャレンジングだけど意味のある仕事”のデザインの仕方を学びます。GoogleのOKRはもはや伝説的です。「私たちもやってみたい!」と多くの企業がマネしたいものの、いざやってみるとかなり難しい。
ほかにも、「データドリブンで人事を行うには?」「いい人材を採用するには?」「イノベーションを起こし続けるには?」といった話題があって、読み物としてもとてもためになります!
3. Googleの組織論
Googleといえば、仕事中にスライドを滑って休憩したり、休憩中にゲームをしたり、オフィスにプールがあったりと、突拍子もない職場のイメージがあります。でも、遊んでいるわけではないんです!Googleの組織論は、実は科学と理論の塊。その基盤にあるのは、「社員が一番パフォーマンスを発揮するのはどんな時?」という問いへの答えを見つけるための執念です。
たとえば、Googleは「心理的安全性」が組織の健康に欠かせないと発見しました。これは単に「失敗しても大丈夫」と言うだけではなく、「ミスしてもお互いにサポートし合うカルチャーをどう作るか?」までを考えているのです。だからこそ、Googleの組織は巨大なエコシステムのように成り立っているんです。
そして驚きの結論は、「楽しい職場=高い生産性」ではなく、「生産性が高い職場=楽しい」という逆転の発想。なので、社員が一番パフォーマンスを上げられるカルチャーや制度をデータドリブンでデザインしているんですね。
4. 日本企業の学び
さて、私たち日本人がこのGoogle re:Workから何を学べるか?ここが重要です。日本企業は、しばしば「規律」と「ルール」を重んじる傾向があります。でも、Googleの研究を参考にすると、これが逆効果になる場合もあることがわかります。特に「心理的安全性」が欠けると、社員は萎縮してしまい、イノベーションが起こりにくい。日本では、年功序列や堅苦しい上下関係が残っている企業も少なくありませんが、これがどれだけ会社の成長を阻害しているか再考する時期かもしれません。
もちろん、日本の企業文化とアメリカの文化は違うため、そのまま導入するのは難しいかもしれません。でも、例えば“心理的安全性”を意識したミーティングの進め方や、“透明性”を少しずつ高める施策は導入できそうですよね。「日本も、もっとフラットでリラックスできる職場に!」と願わずにはいられません。
5. まとめ
「シリコンバレーに学ぼうシリーズ①:Google re:Workについて」、いかがでしたでしょうか?Google re:Workは、働き方の未来を変える可能性を秘めたナレッジの宝庫です。単なる“おしゃれなオフィス”の真似ではなく、本質的に働きやすい職場環境をどう作るか?ということを考えさせられます。
今回私が調べていて一番テンションが上がったのは、
「楽しい職場=高い生産性」ではなく、「生産性が高い職場=楽しい」という逆転の発想。
ですね、確かに!!自分がやれている感がでると気持ちいいし楽しいですよね?自己肯定感高まります。
もし、日本の企業もこの考え方を取り入れたら、私たちの働き方も劇的に変わるかもしれません。Googleの組織論を参考に、日々の仕事がもっと楽しくて充実したものになる日が来るといいですね。次回も、シリコンバレーに学ぼうシリーズで皆さんの知的好奇心をくすぐりますので、お楽しみに!
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